おはようございます。しんぺいです。
今回はダメージゾーンの裏向きのカードについて。
カウンターブラスト等で裏向きになるダメージゾーンのカード、普段気にする場面はほとんどありませんが、たまに重要な問題を引き起こしたりします。
ということで、今回は特に話題に挙がりがちな「アークセイバー・ドラゴン」を見ながらダメージゾーンの裏向きのカードの扱いついて解説していきます。
ダメージゾーンの裏向きのカードに関する疑問
まずは「アークセイバー・ドラゴン」のテキストを見てみましょう。
気になるのは登場時効果のテキスト。
ダメージゾーンから「ブラスター」を含むユニットをコールできるのですが、この時裏向きの「ブラスター」はコールできるのでしょうか?
グレード4である特別なユニット、ダメージ回復にもなる強力な効果ですし、まさかコールできないわけはない・・・?
正解は、コールできません。「アークセイバー・ドラゴン」の効果でダメージゾーンからコールできるのは表の「ブラスター」だけです。
カウンターブラスト3も使うのに、ダメージゾーンにはまだ表のカードが必要。これじゃあダメージゾーンから出そうと思えば実質表のダメージが4枚必要です。グレード4にもなってこの仕打ちはあんまりだ、と思った人も多いのではないでしょうか。僕は「さすがにグレード4にもなってそれはねえよ・・・」って思いました。
いったいなぜこんなことになってしまったのでしょうか。
カギはダメージゾーンの裏向きのカードの扱いにあります。
裏向きのカードの扱いは?
公式の総合ルールを見てみましょう。
4.8.2.2. ダメージゾーンに裏向きで置かれているカードはカードの情報を持たず、追加することができません。
カードファイト!!ヴァンガード総合ルールより引用(https://cf-vanguard.com/wordpress/wp-content/uploads/vgd_rule_190711_2.pdf)
ダメージゾーンの裏向きのカードはカードの情報を一切持ちません。
つまり、裏向きのカードは「ブラスター」を含むカードとはみなされないのでコールできない、というわけですね。
「ブラスター」サポートであることが裏目に出てしまった、かわいそうな例だと思います。
ちなみにダメージゾーンのカードは裏向きであっても公開情報なので、相手のダメージゾーンの裏のカードは確認することができます。
そこまでできるのにカードの情報は持たない扱いってのもちょっと違和感ありますが、公開情報ゆえにダメージゾーンの裏のカードがカード情報無し扱いっていうのは忘れやすいので要注意です。
なぜアークセイバー・ドラゴンがダメでメタトロンはOKなのか
ダメージゾーンのカードをコールできるユニットには「真紅の奇跡メタトロン」もいますね。
こちらは裏向きのカードをコールできるでしょうか。
結論から言うと、「真紅の奇跡メタトロン」はダメージゾーンの裏向きのカードもコールできます。
なぜかと言うと、「真紅の奇跡メタトロン」はダメージゾーンから出すカードは何でも良いからですね。
カードの情報を参照する必要が無いので、カード情報の無い裏向きのカードであっても引っ掛かることはありません。
もし仮に、「グレード2以下をコールする」みたいな感じで、コールできるカードの種類に指定があれば裏向きのカードはコールできませんでした。裏向きのカードは情報を持っておらず条件を満たせないからですね。
でも「真紅の奇跡メタトロン」は指定無くダメージゾーンからコールできるので、カード情報を持たない裏向きのカードであってもコールできます。
ダメージゾーンから出すカードに指定があるかどうか、これが「アークセイバー・ドラゴン」と「真紅の奇跡メタトロン」の一番大きな違いと言っていいでしょう。
ここさえ押さえておけば、この先ダメージゾーンからユニットを出すカードが他に出てきても迷うことはありません。
グレードや名前などの指定があれば裏向きのカードは出せないし、指定が無いなら裏向きのカードも出せます。
特にエンジェルフェザーはダメージゾーンのカードをよく触るので、その効果が指定あるないかは確認しておいた方が良いでしょう。
今のところ指定ないやつばっかりなので気にする必要もありませんが、もしダメージゾーンの特定のカードしか触れない効果が出ると、やっぱり裏向きのカードは触れません。
まとめ
ダメージゾーンの裏向きのカードについてまとめました。
ダメージゾーンの裏向きのカードは情報を持たない、これさえ覚えておけば安心ですね。
ルールをしっかり把握して正しくファイトしましょう。