おはようございます。しんぺいです。
今回はテンプレ構築について。
「テンプレ通りにデッキを組んでるのになぜか友達に勝てない・・・」みたいな経験は無いでしょうか? 僕はめっちゃあります。
大会の優勝レシピとか真似したデッキを組んで友達に負けるとなかなかショックです。自分にはデッキを扱う力がないのではないかと思ってしまいます。
ですが、そこで落ち込む必要はありません。そもそもテンプレ構築は勝てません。
勝ちたいのなら、テンプレ構築から一歩踏み込んで改良しましょう。そうすることで勝てるようになります。
デュエルマスターズの話ですが、僕は赤黒ロマノフサインが好きでずっと組んでいます。
このブログでも結構な数の記事を書いてきました。20近くはあります。
始めはネットでレシピを調べまくって真似して組んでみましたが、まるで勝てませんでした。
そこで改良を重ねて、最近の構築だとわりとテンプレから外れたこともするようになってきましたが、その辺りでようやく勝てるようになってきました。
なので最近は「デッキ構築はテンプレ通りにしてるだけじゃダメだな」と思ってこの記事を書いている次第です。
ちなみに今回の話は大会向けではありません。あくまで友達同士で遊んでる状態の話と思って読んでいただければと思います。
そもそもテンプレ構築とは?
テンプレ構築に詳しい定義があるかは知りませんが、僕はテンプレ構築って何かと言うと
- ネットで広く公開されているレシピ
のことと考えています。
特にショップ大会の優勝デッキレシピなんかは日常的に出回っていますね。そして同じデッキであればよく似たような構築になっていることが多いです。
そうすると、自分がデッキを組むときに採用カードの種類とか枚数を参考にすることができます。
必然的に大会によく出るようなデッキの方がテンプレ構築は確認しやすいですね。
マイナーデッキであればそもそもレシピを上げてる人が少ないので、テンプレ構築が分からないということもあります。
ただまあここで言いたいのはテンプレ構築の定義の正確さではなくて、ほとんどの場合デッキを組む際に他人のデッキレシピを参考にしているということです。
多くの人が扱っているテンプレ構築は、確かに洗練されているのですが、そこには1つ落とし穴があります。
テンプレ構築は、勝てません
悲しいことに、テンプレ構築だと勝てません。
僕は赤黒ロマノフサインを組んでいるのですが、組み始めの頃はネットで拾ったレシピ丸パクリみたいなデッキを組んでいました。
そしてまるで勝てませんでした。正確に言うと、勝つ時と負ける時の差が異常に激しかったです。
勝つ時は圧勝ですし、負ける時は何もできずに負けます。
テンプレ構築の特徴
なんで勝つ時と負ける時の差が激しいのか今なら分かるのですが、そもそも赤黒ロマノフサインのテンプレ構築はワンショットキルに特化したある種のコンボデッキだからです。
【デュエルマスターズ】赤黒ロマノフサイン構築論 デッキの作り方を紹介で書いていますが、赤黒ロマノフサインは序盤に墓地を貯めて、準備ができたら一気にとどめを差しにいくというのが定番の動きです。
コンボデッキなのでパーツが揃ったら勝てますが、揃わなかったら勝てません。単純ですね。
そしてビートダウンデッキでもあるので、守りの固い相手にはワンショットキルの決まる確率がそもそも低かったりします。
もう少し詳しく言うと、ロマノフサインはビートダウン系のデッキなので「ヘブンズ・ゲート」を使ったブロッカーの多いデッキには弱いですし、序盤は墓地を増やすことに徹するのでその間に「ポクチンちん」などで墓地を消されると詰みます。
コンボデッキのテンプレ構築はコンボの完遂には力を入れていますが、妨害された時の対策はあまりされていません。
少なくとも僕がロマノフサインのデッキレシピを漁っていた頃は、妨害対策まで考えられていたレシピを見たことが無いです。
ということでテンプレ構築をそのまま使うということは、そのデッキ本来が持つ相性の影響を忠実に受けるということです。
勝てる相手には有利ですが、苦手な相手にはとことん不利です。
テンプレ構築が悪いわけではない
しかし僕はテンプレ構築が悪いとは思っていません。
ロマノフサインで言うと、コンボ系のワンショットキルデッキはどんなデッキにもワンチャンスあるスタイルですし、実際回った時の破壊力は凄まじいので、いかにコンボを決められるかに特化した構築になるのも自然だと思います。
テンプレ構築は多くの人の試行錯誤の末に成り立っているものであり、基本的に完成度が高いです。
僕も初めてデッキを組む際はまず他人のデッキレシピを調べます。やはり採用カードの参考になるのは大きいです。
ただ、テンプレ通りの構築だと余りにも相性差に振り回されやすすぎるのです。
これが大会だとまだ良いかもしれません。
環境上位デッキにはそれぞれ特徴があり、一番勝率の高そうな特徴を持つデッキを選ぶのもまた戦略でしょう。
もちろん大会ならテンプレ構築だけで勝てると言うつもりはありませんが、相性差がはっきりしていても、それはそのデッキの特徴の1つとして受け止められます。
ただし大会ではない、身内との対戦ならそうはいきません。
身内対戦は大会と違って、「好きなデッキで戦う」ものだと僕は思っています。環境・環境外に関わらず、です。
その場合重要なのは、苦手な相手との対戦も避けられないということです。
大会なら、相手との相性が悪かったで割り切れますが、友達の持ってくるデッキであればその不利対面はこの先何度も訪れます。
その度に相性が悪かったで済ませるのも面白くありません。その友達だって戦ってて面白くないでしょう。
そこで重要なのが、苦手な相手にもある程度勝てるように構築することです。
大会向けデッキであれば必要ない選択かもしれません。無理に苦手デッキに勝てるようにするより、勝てる相手から確実に勝てるようにする方が大事だと思います。
ただ、友達相手に好きなデッキで戦い続けたいのであれば、苦手な相手にも対応できるデッキ構築をおすすめします。
どんなデッキ相手にもある程度対応できる構築の方が、良い勝負になりやすくて面白いからです。
テンプレから抜け出そう
というわけで、テンプレ構築からは抜け出しましょう。
僕はよく、100点か50点を出すデッキよりも、常に70点出せるようなデッキを目指しています。
ロマノフサインで言うと、手札破壊を入れてみました。
ネットで調べたレシピはどれも墓地肥やしと復活させるアタッカーに力を入れているものばかりでした。
僕も最初はそうしていたのですが、それだとヘブンズ・ゲート系列のデッキにまるで勝てませんでしたし、ジョーカーズのように強力な踏み倒しメタのいるデッキにもチャンス無しって感じです。
そこで手札破壊を入れて、相手の動きを止める方向にもシフトしてみることにしました。
具体的には「爆霊魔タイガニトロ」や「傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界」を入れています。


これらはネットで調べたレシピには入っていませんでしたが、試しに入れてみることに。
実際入れてみると、かなり相手の動きを遅くすることもできるので、こちらの準備が整うまでの時間稼ぎにもなり、だいぶ良い感じでした。
ヘブンズ・ゲートデッキ相手にも、手札破壊が間に合えば充分こっちが先に攻め切ることができるようになりましたし、踏み倒しメタ相手には「傀儡将ボルギーズ」の除去が効いたりします。
今まで勝てなかった相手にも勝てるようになったのはかなり大きいです。
恐らくテンプレ構築のままでは、「あのデッキ相手なら負けても仕方ない・・・」となっていたかもですが、改造することでたまに勝てるようになりました。
やはりテンプレ構築のままではなくて、苦手な相手にも対応できるようになった方が良いでしょう。
まとめ
テンプレ構築についてまとめました。
テンプレ構築も悪くはないのですが、勝てる相手と勝てない相手の差が激しいので、環境問わず色んなデッキと戦う必要のある身内勢としてはテンプレ構築からの改造をおすすめします。
コツは色んなデッキの相手ができること。
良い感じに色んなデッキに勝てるデッキができれば、好きなデッキを充分に活躍させられるので、ぜひとも改造を重ねていってみてください。
最後に、直接この記事とは関係ありませんが、赤黒ロマノフサインのデッキ紹介記事を置いておきます。

ぶっちゃけまだ改良を続けていて今はまた記事の内容とはちょっと変わっていますが、今回の記事で書いたことを実践しようとするとこんな感じになる、ということで良かったらご覧ください。