今回紹介するのは、テクニカルブースター「The AWAKAENING ZOO」に収録される「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」です。
ダークフェイスの名を持つ2種類目のユニットです。
これまでのメガコロニーとは違った形でメガコロニーの特徴を表した効果を持っています。
効果
まずは効果から。
百害女王 ダークフェイス・グレドーラ
グレード3 メガコロニー インセクト パワー11000
【自】【V】ターン1回:【カウンターブラスト1】このユニットがヴァンガードサークルに登場した時か、あなたのGユニットが超越した時、コストを払ってよい。払ったら、縦列を1つ選び、次のターン中、相手はその縦列のリアガードサークルにカードをコールできない。
【自】【V】GB1:【ソウルブラスト1】あなたのライドフェイズ開始時、コストを払ってよい。払ったら、相手は自分のダメージゾーンから表のカードを1枚選び、裏にし、あなたはカウンターチャージ1。
V登場時&超越時:コール封じ
ヴァンガードサークルに登場した時か、Gユニットが超越した時、縦列を選び、次のターン相手はその縦列にカードをコールできなくなります。
スペリオルコールを含む一切のコールを許しません。
前列の空いている縦列を選ぶことができれば、呪縛以上に相手の攻撃を制限できます。
超越前から効果を使うことができるのは大きいです。
GBをメインとするデッキは、超越前はあまりユニットを展開しないことも多いです。
そういった相手に先んじて効果を使うことで、相手の攻め手を大きく減らすことができます。
もし相手がユニットを場に出してきたなら、それらのユニットはメガコロニーが得意とするスタンド封じの対象にしてしまいましょう。
コール封じとスタンド封じは、お互いに補完し合うような関係となっています。
リアガードを出してくる相手にはスタンド封じを、リアガードを出してこない相手にはコール封じを使うことで、効果的に相手の動きを制限できます。
「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」を主軸とするデッキは、今までのメガコロニーが苦手としてきた相手に強く出ることができます。
それはハリーデッキや、ナイトローゼデッキなど、相手ターンにリアガードを残さないデッキです。
スタンド封じの対象がいなくなるため、これらのデッキは苦手としていましたが、コール封じを使うことによって、逆に相手の動きを制限できます。
相手のリアガードが埋まっていても効果を使うことができます。
一見メリットがなさそうですが、上書きコールによる連続攻撃を仕掛けてくる相手に有効です。
コスト面ではどうでしょうか。
最近はノーコストでの超越スキルが増えていますが、このカードはカウンターブラスト1必要となります。
ダークフェイスの名前を持っているため、カウンターチャージができる「バルカン・ラフェルト」を使うことができます。
また、「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」自体がカウンターチャージをすることができます。
カウンターブラストに困ることはなさそうです。
GB1:ダメージ潰し
ライドフェイス開始時にソウルブラスト1で、相手の表のダメージを裏にしつつ、自分はカウンターチャージ1できます。
相手のダメージゾーンを裏にするという例を見ない効果です。
相手の使えるコストを減らすことで、相手の動きを制限できます。
この効果で相手のダメージゾーンが全て裏になったなら、リアガードを狙いに行くことで相手にコストを与えない、といった戦い方もできます。
「暴槍怪神 スタンビートル」を使ってヴァンガードの攻撃を相手にガードさせ、リアガードでは相手のリアガードを狙いに行くのも効果的です。
ソウルブラスト1がかかりますが、ダークフェイスのサポートにはちょくちょくソウルを増やすカードがあります。
「バルカン・ラフェルト」や「鋏弾怪人 ボムシザー」など、ソウルを増やすサポートは自然にデッキに入れられるものが多いです。
これらのユニットで継続的にソウルを補給していけば、常に相手のコストを不足させられるでしょう。
ただ、エンジェルフェザーのようにカウンターチャージが得意な相手には注意が必要です。
まとめ
「百害女王 ダークフェイス・グレドーラ」についてまとめました。
メガコロニーの特徴である妨害を、スタンド封じ以外の形で伸ばしてきたのが好印象です。
今までにない効果を持っており、今までのスタンド封じも合わせることで、妨害の幅がさらに広がったといえます。
これによって、メガコロニーデッキは今までとは一味違ったものになっていくでしょう。
※2017年12月11日追記
グレドーラデッキの考察記事を書きました!
→【ヴァンガード】メガコロニー初心者がグレドーラデッキの構築について考える