今回はストラクチャーデッキRを3つ使ってできるデッキを紹介します。
構築済みデッキのカードのみでできるため、初心者の方におすすめとなっています。
ストラクチャーデッキRとは?
ストラクチャーデッキRとは、KONAMIから発売されている、遊戯王の構築済みデッキのことです。
構築済みデッキと言えども完成度は高く、手軽に始められるためおすすめのセットとなっています。
詳しくはこちら
→【遊戯王】初心者や復帰勢にストラクチャーデッキRをおすすめする3つの理由
今回は、ストラクチャーデッキR第1弾「真帝王降臨」を使ったデッキを紹介します。
「真帝王降臨」に収録されているカードのみ使ったデッキを紹介するので、手軽に作ることができます。
真帝王降臨とは?
真帝王降臨とは、「帝」と呼ばれるモンスターを駆使して戦っていきます。
「帝」モンスターは場に出たときに発動するモンスター効果を持っています。
相手のカードを堅実に削っていきながら、高ステータスの「帝」モンスターで戦っていきます。
デッキリスト
まずはデッキリストを紹介します。
全て「真帝王降臨」に収録されているカードです。
モンスター23
邪帝ガイウス ×3
風帝ライザー ×3
冥帝エレボス ×3
天帝アイテール ×1
氷帝メビウス ×1
炎帝テスタロス ×1
冥帝従騎エイドス ×3
天帝従騎イデア ×3
邪帝家臣ルキウス ×2
地帝家臣ランドロープ ×3
魔法 12
汎神の帝王 ×2(準制限カード:2018年1月1日時点)
帝王の烈旋 ×3
帝王の深怨 ×3
帝王の開岩 ×2
進撃の帝王 ×2
罠 5
連撃の帝王 ×2
帝王の溶撃 ×2
真源の帝王 ×1
「帝」モンスター
「帝」モンスターには2種類います。
それはレベル6の「帝」とレベル8の「帝」です。
レベル6の「帝」は1体のリリースで場に出せますが、レベル8の「帝」は2体のリリースが必要となります。
レベル6の「帝」は扱いやすいものを中心に採用しています。
「邪帝ガイウス」と「風帝ライザー」は、どちらもレベル6の「帝」の中でもトップクラスの扱いやすさです。
「邪帝ガイウス」は除外、「風帝ライザー」は山札戻しと除去性能は高いです。
さらに、効果で選べるのはモンスター・魔法・罠とカードの種類を問わないため、相手の場にカードがあればほぼ活躍してくれます。
そのため、この2枚は数を多く採用しています。
「炎帝テスタロス」と「氷帝メビウス」は効果の独自性の高さから少数だけ採用しています。
「炎帝テスタロス」は相手の手札を破壊できる数少ないカードですし、「氷帝メビウス」は魔法・罠しか破壊できないながらも、2枚破壊することができます。
「帝」モンスターは「帝王の開岩」によってデッキから手札に加えられるため、とりあえず少数採用しておいて、状況に応じて手札に持ってくることができます。
レベル8の「帝」モンスターは2体のリリースが必要な代わりに強力な効果を持っています。
「冥帝エレボス」はアドバンス召喚時に、手札・デッキから「帝王」魔法・罠カードを墓地に送ることで、相手の手札・フィールド・墓地から1枚デッキに戻せます。
最高峰の除去能力を持っています。
デッキに戻すカードは対象に取らないため、「効果の対象にならない」という効果を持つモンスターも問答無用でデッキに戻すことができます。
さらに、破壊ではないため、「カードの効果で破壊されない」効果を持つモンスター相手にも使えます。
効果発動時に手札・デッキから「帝王」魔法・罠カードを墓地に送らなければなりませんが、墓地で効果を発動する「帝王」魔法・罠カードもあるため、むしろメリットになります。
「天帝アイテール」はアドバンス召喚時に、手札・デッキから「帝王」魔法・罠カードを墓地に送ることで、デッキから特定のステータスを持つモンスターを特殊召喚できます。
このデッキでは、すべての「帝」モンスターが出す候補になります。
単純にステータスの高い「帝」を出すのもいいですし、出したモンスターが手札に戻ることを利用して、アドバンス召喚したいモンスターを出すのも手です。
「天帝アイテール」1体出すだけで、場のモンスターが2体に増えるため、攻撃力がぐっと上がります。
「家臣」モンスター
「帝」モンスターを場に出すためには、場のモンスターをリリースして墓地に送らなければなりません。
しかし、通常召喚は1ターンに1回しかできないため、普通にすれば「帝」モンスターを出すのに2ターンかかってしまいます。
そこで、「家臣」モンスターが登場します。
「家臣」モンスターは「帝」モンスターのリリースとなることに特化した効果を持っています。
「家臣」モンスターを利用することで、スムーズに「帝」モンスターを出すことができます。
まずは、「家臣」モンスターの中心ともいえるモンスターを紹介します。
「天帝従騎イデア」と「冥帝従騎エイドス」を使うことで、毎ターン2体のリリースが用意できます。
流れは以下の通り
- 「天帝従騎イデア」を召喚
- 「天帝従騎イデア」の効果発動、デッキから「冥帝従騎エイドス」を特殊召喚
- 「冥帝従騎エイドス」の効果、追加の召喚権を獲得し、アドバンス召喚ができるように。
- 「天帝従騎イデア」と「冥帝従騎エイドス」をリリースし、なんらかのモンスターをアドバンス召喚
- 次のターン、墓地の「冥帝従騎エイドス」の効果を発動し、墓地の「天帝従騎イデア」を特殊召喚
- 2に戻る
このコンボのおかげで、「天帝従騎イデア」さえ引いてしまえばリリースに困ることはなくなります。
ただ、「天帝従騎イデア」を引くことが前提なので、念のため他にも「家臣」モンスターを採用しています。
「地帝家臣ランドローブ」と「邪帝家臣ルキウス」はそれぞれ自身の効果で手札から特殊召喚できます。
「帝」モンスターのリリースにはうってつけのモンスターです。
「家臣」モンスターにはいくつか種類がありますが、比較的出しやすいほうであるこの2枚を選んでいます。
「帝王」魔法・罠カード
「汎神の帝王」はこのデッキの動きを支えるカードです。
このデッキでは「天帝従騎イデア」を手札に加えるのが重要なため、デッキからドローができるカードはとても重要です。
墓地で使える効果も持っています。
デッキから3枚選んで相手に選ばせるため、目当てのカードを手札に加えにくくなっています。
しかし、同じカードを3枚選べば確実に欲しいカードを相手に選ばせることができます。
このため、デッキ構築段階で手札に加えたいカードは3枚入れておくというのもありです。
デッキから「帝王」魔法・罠カードを手札に加えることができます。
発動するためには「帝」モンスターが手札にある必要がありますが、このデッキではさほど厳しい条件ではありません。
好きなカードをデッキから持ってくることができるので、3枚入れています。
「汎神の帝王」で採用枚数の多いこちらを手札に加え、少なめに入れた「帝王」魔法・罠カードを確実に手札に加えるのがおすすめです。
「帝王の烈旋」は自分のモンスターの代わりに相手モンスターをリリースできる強力なカードです。
リリースが用意できない事故を防げるほか、相手の厄介なモンスターをこれで除去することができます。
手札の消費こそ激しいですが、一気に戦況をひっくり返すことができます。
このデッキで注意したいのは、「帝」モンスターを引けないことです。
最初の数体は引くことができても、一勝負の間ずっとモンスターを切らさずに戦うのは難しいです。
「帝王の開岩」は「帝」モンスターを出したときに後続の「帝」モンスターをデッキから手札に加えることができます。
攻め手を途切れさせずに戦うことができるので、1枚発動しておきたいカードです。
「進撃の帝王」はアドバンス召喚したモンスターに強力な防御効果を与えます。
よほどの効果以外は効かなくなるため、モンスターが倒されにくくなります。
このデッキには普通の防御用の罠カードは入っていません。
守りも「帝王」カードで行っていきます。
「帝王の溶撃」はアドバンス召喚したモンスター以外の効果を無効にします。
罠カードなので、タイミングを見計らって発動することで相手の動きを妨害できます。
また、無効にする範囲も広いため、このカードが決まった後に相手が普通に展開することは厳しいでしょう。
「連撃の帝王」は相手ターンにアドバンス召喚が行えます。
「帝」モンスターの効果を相手ターンに使えるようになるので、その妨害能力は高いです。
速攻魔法である「帝王の烈旋」を併用することで、相手ターンに相手モンスターをリリースしながらこちらがモンスターを出すことができます。
この2枚は守りの要となるカードです。
ともに永続カードなため引きすぎても困るのですが、そこは「汎神の帝王」のコストにしたり使い道はあります。
このデッキでは2枚に抑え、「帝王の深怨」でデッキから持ってくることを狙っています。
まとめ
ストラクチャーデッキR3箱でできる「帝」デッキを紹介しました。
「帝」モンスターは場に出したときに相手のカードを除去することができる堅実なモンスターです。
強力なモンスターを出して押していく、というある意味で最も遊戯王らしいデッキと言えます。
一方で、相手ターンでの召喚というテクニカルな形での妨害もできます。
「帝」デッキは古くからあるデッキですが、リメイクされたことで新たな形を取り入れてもいます。
これらの動きを強力になった「帝」サポートのおかげで、安定して行うことができます。
古さと新しさが同居した面白いデッキとなっています。