今回紹介するのはRRデッキです。
リンク召喚が登場して以降、リンク召喚をしないデッキは取り残されがちですが、あえてリンク召喚を採用しない方向でデッキを組んでいきます。
2018年11月23日LINK VRAINS PACK 2にてRRのリンクモンスター「RR-ワイズ・ストリクス」が登場。
ついにRRにリンクモンスターが登場しましたが、その効果はRUMに特化したものとなっています。
RUM特化というのは今回紹介するRRデッキのコンセプトとも合致しており、「RR-ワイズ・ストリクス」は今回のデッキにそのまま採用できるカードと言えるでしょう。
詳しくは【遊戯王】アニメリスペクトな効果が嬉しい! RRリンクモンスター「RRーワイズ・ストリクス」の効果と使い方について解説するにて紹介しています。
デッキ構築
RRデッキの構築は以下の通り。
なるべく純RRとなるようにしています。
RRの強みであるRUMを使い、1体のRRのエクシーズモンスターをランクアップさせていくことで戦っていくことを目指します。
エクストラデッキのモンスターを横に並べるデッキではないので、エクストラモンスターゾーンのみでも戦えるのが強みです。
デッキコンセプト
このデッキの目指す形は、アニメのようなRRデッキです。
すなわち、1体のRRエクシーズモンスターをランクアップさせながら戦っていく、というものです。
それもちゃんと段階を踏んでいくのが良いですね。一時流行った「RR-ラスト・ストリクス」などを使って、「RR-アルティメット・ファルコン」をいきなり出すようなものではなく、ランク4を出すところから始まり、徐々にランクアップさせ、強力な高ランクRRに繋げるということをやりたいです、
1体のエクシーズモンスターで戦う都合上、エクストラモンスターゾーンは基本的に1枠あれば十分です。
なのでリンクモンスターを採用せず、エクストラデッキはRRモンスターのみ採用しています。
このデッキの戦い方としては、まずは「RR-フォース・ストリクス」をエクシーズ召喚することを目指します。
このモンスターを基点にRUMを使ってランクアップさせていくのが基本的な動きです。
エクシーズモンスターについて
真っ先に出すのは、「RR-フォース・ストリクス」。
RRランク4の中で最も出しやすいモンスターだからです。
先ほども言った通り、このモンスターをランクアップさせていくことがこのデッキの戦い方となります。
ランクアップ体で最も活躍の場が多いのは、「RR-レヴォリューション・ファルコンーエアレイド」。
RUMを捨てることで、ランク5以下のRRエクシーズモンスターに重ねて出せるため、かなり出しやすいです。
捨てるRUMは何でもいいのが便利ですね。
特に「RUM-ソウル・シェイブ・フォース」は活躍の場が限られやすくなっています。
強力なカードですが序盤では使えなませんし、エクストラモンスターゾーンが埋まっていても使えません。
それでも、「RRーレヴォリューション・ファルコンーエアレイド」ならエクシーズ召喚のための手札コストに使うことができます。
出しやすいだけでなく、効果も強力です。
エクシーズ召喚に成功した時に相手モンスターを1体破壊し、攻撃力分のダメージを与えることができます。
上手くすれば大ダメージを与えられますね。
これより上のランクのモンスターを出す難易度は一気に上がります。
ランク7以降を出すには、2枚以上のRUMを使う必要があるからです。
。
最近は出したモンスターが次の自分のターンが来るまでに倒されていることがほとんどです。
モンスターが生き残りにくくなっているため、高ランクのRRを出すことは難しいと言えますね。
しかし、それでも「RUM-ソウル・シェイブ・フォース」を使ったりすることで場に出すことはできます。
ランク10以降のRRエクシーズモンスターはカードの効果を受けず、一旦出してしまえば大活躍してくれること間違いなしです。
高ランクは出すのが難しいですが、常に狙っておきたいところです。
RRモンスター
RRはサーチが多いです。
そのため少しずつ採用し、必要に応じてデッキからサーチするということが可能となっています。
なのでこのデッキのRRモンスターの採用基準は
- 最初に引きたいものは多く
- 後で必要になるものは少なく
です。
このデッキは初ターンに「RR-フォース・ストリクス」を出すことを目指しています。
そのため、エクシーズ召喚に繋げられるモンスターを多く入れ、エクシーズ召喚の役には立たないものは少なめにしています。
エクシーズ召喚に使えるRRモンスターは次の4種類。
特に「RR-トリビュート・レイニアス」は重要です。
なぜなら、これ1枚引けばエクシーズ召喚に繋げられるからです。
手順は以下の通り。
- 「RR-トリビュート・レイニアス」を召喚
- 「RR-トリビュート・レイニアス」の効果で、デッキから「RR-ミミクリー・レイニアス」を墓地へ送る
- 「RR-ミミクリー・レイニアス」の効果で、デッキから「RR-ファジー・レイニアス」または「RR-ペイン・レイニアス」を手札に加える
- 手札に加えたものを自身の効果で特殊召喚する
これで、レベル4のモンスターが2体場に揃います。
「RR-ミミクリー・レイニアス」でサーチするものは「RR-ファジー・レイニアス」が良いですね。
「RR-ファジー・レイニアス」は墓地に送られたときに後続の「RR-ファジー・レイニアス」をサーチできるので、途切れることなくエクシーズ召喚を狙えます。
ランク4が出せる手札になりやすいようにモンスターを採用しています。
最初に以下のいずれかを引けば「RR-フォース・ストリクス」のエクシーズ召喚ができますね。
- 「RR-トリビュート・レイニアス」
- 「RRーバニシング・レイニアス」、「RR-ファジー・レイニアス」、「RR-ペイン・レイニアス」のいずれかを含むRRモンスター2体
このうちのどれかになる可能性はかなり高いので、高確率で最初に「RR-フォース・ストリクス」を出すことができます。
後半で大事になってくるのが「RR-ネクロ・ヴァルチャー」です。
数少ないRUMの再利用カードです。
このデッキでは高ランクRRに攻撃を任せているため、RUMが引けなくなると攻め手がなくなってしまいます。
「RR-ネクロ・ヴァルチャー」は墓地のRUMを手札に加えられるため、RUMの供給役となってくれます。
ただ序盤に出番はないため、必要に応じてデッキからサーチしてくるくらいがちょうどいいですね。
手札事故について
このデッキにはRUMが数多く入っています。
RUMはそれ単体では役に立たないため、手札事故の原因となってしまいます。
となるとできるだけ採用枚数を減らしたいのですが、RUMをデッキからサーチするカードがないので難しいところ。
そもそもこのデッキはRUMが引けなければ攻めることができません。
そこでこのデッキではRUMを多めに採用し、RUMが引けなくなることを防ごうとしています。
モンスターの採用数をできるだけ減らし、その枠をRUMに割くようにしました。
単純に採用数を増やすだけでは事故が起こりやすいので、ドローカードも採用しています。
このデッキでの「闇の誘惑」の役割は魔法・罠カードの確保です。
モンスターはRR持ち前のサーチ力でいくらでもデッキから持ってくることができます。
そうしてデッキからモンスターカードを減らした後に「闇の誘惑」を使うことで、手札のモンスターを魔法・罠カードに変換していくことを狙っています。
守りについて
RRの防御と言えば、「RR-レディネス」。
1ターンだけ全てのダメージを0にできる強力なカードですが、3枚入れるかは疑問が残ります。
結局しのいだ後の相手の場を返せないことが多かったので、採用数は減らすことにしました。
1枚入れておき、必要に応じて「RR-トリビュート・レイニアス」で墓地に送るくらいでいいでしょう。
それよりも、相手に動かせないようにすることに枠を割いてみました。
鳥獣族の利点は「ゴッドバードアタック」が使えることです。
フリーチェーンで2枚破壊できるのは強力で、相手が出した素材モンスターを根こそぎ破壊したり、エンドサイクの要領で伏せカードを破壊したりできます。
使いどころがよければ、そのターンの相手の動きを封じ込めることができるでしょう。
あとの妨害カードは手府誘発モンスターを採用しています。
罠カードでもいいが、相手の先攻1ターン目に使えない所が気になってしまいます。
発動できれば罠カードの方が強力なものが多いので、何を採用するかは好みや周りの環境によるでしょう。
手札誘発モンスターは「エフェクト・ヴェーラー」と「増殖するG」の2種類。
本当は「灰流うらら」とか「幽鬼うさぎ」とか入れてみたかったのですが、入っていないのは予算の都合。持っているなら入れてみた方がいいでしょう。
RRは起点を止められると弱い。
エクシーズ召喚できればなんとかなることもありますが、その前に止められてエクシーズ召喚もできないでは話になりません。
そのため、相手に盤石な盤面を作られる前に妨害カードでなんとしても止められるようにしておきましょう。
まとめ
RRデッキについて紹介しました。
リンク召喚が本格的に流行ってきているが、RRに採用できそうなリンクモンスターはあまりいません。
それならいっそ使わない方向でいくのもおもしろいですね。
幸いRRにはサーチが大量にあるため、デッキとしては動かしやすくなっています。
狙い通りに戦うことができるとアニメさながらの戦いぶりになるため、使っていて面白いのもいいところです。
またサーチが多いということは、カスタマイズ性が高いということでもあります。
1枚2枚調整するだけで使い勝手が大きく変わることもあるので、作り甲斐もありますね。
興味を持った人や、遊戯王アークファイブの黒咲が好きな人はぜひ組んでみてほしいデッキです。
LINK VRAINS PACK 2で「RR-ワイズ・ストリクス」の登場によって、RRにもリンクモンスターを採用することが可能になりました。
RUM主体のRRデッキを大きく強化してくれるカードなので、ぜひとも入れたいカードとなっています。
「RR-ワイズ・ストリクス」については【遊戯王】アニメリスペクトな効果が嬉しい! RRリンクモンスター「RRーワイズ・ストリクス」の効果と使い方について解説するで紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。