今回はストラクチャーデッキRを3つ使ってできるデッキを紹介します。
構築済みデッキのみのカードでできるため、初心者の方におすすめとなっています。
ストラクチャーデッキRとは?
ストラクチャーデッキRとは、KONAMIから発売されている、遊戯王の構築済みデッキのことです。
構築済みデッキと言えども完成度は高く、手軽に始められるためおすすめのセットとなっています。
詳しくはこちら
→【遊戯王】初心者や復帰勢にストラクチャーデッキRをおすすめする3つの理由
今回は、ストラクチャーデッキR第4弾「恐獣の鼓動」を使ったデッキを紹介します。
「恐獣の鼓動」に収録されているカードのみ使ったデッキを紹介するので、手軽に作ることができます。
恐獣の鼓動とは?
ストラクチャーデッキR第4弾「恐獣の鼓動」とは、恐竜族のモンスターをメインにしたストラクチャーデッキです。
切り札である「究極伝導恐獣」は相手モンスターを封殺しながら戦うことができ、同時に高い攻撃力も持ち合わせています。
恐竜族の名に恥じない、荒々しく攻撃的なデッキを組むことができます。
デッキリスト
まずはデッキリストを紹介します。
全て「恐獣の鼓動」に収録されているカードです。
モンスター 23
究極伝導恐獣 ×3
究極恐獣 ×1
魂喰いオヴィラプター ×1
メガロスマッシャーX ×3
セイバーサウルス ×3
幻創のミセラサウルス ×3
ベビケラサウルス ×1
レスキューラビット ×3
プチラノドン ×3
ディノインフィニティ ×2
魔法 11
ロストワールド ×3
テラ・フォーミング ×1
化石調査 ×2
ツインツイスター ×3
闇の護封剣 ×2
罠 6
生存境界 ×3
砂塵のバリア-ダスト・フォース- ×3
デッキの回し方
このデッキの基本的な戦い方は、「究極伝導恐獣」によるビートダウンです。
手札からの簡単な特殊召喚に加え、デッキからの特殊召喚も可能なため、場に出すこと自体は割と簡単です。
場に出した「究極伝導恐獣」を守りながら戦っていくデッキとなっています。
究極伝導恐獣の出し方
「究極伝導恐獣」を出すには、墓地に恐竜族モンスターが2体必要です。
手軽に墓地にモンスターをためる方法としては、「ロストワールド」と「レスキュー・ラビット」のコンボがあります。
まず、「レスキューラビット」の効果でデッキから通常モンスターである「セイバーザウルス」か「メガロスマッシャーX」2体を特殊召喚します。
「ロストワールド」を発動し、ターンエンド。
ターン終了時に「レスキューラビット」の効果で出したモンスターは破壊されますが、「ロストワールド」の効果で代わりにデッキから恐竜族モンスターを墓地に送ることができます。
2体破壊されるため、2体デッキから恐竜族を破壊して墓地に送ることができます。
これで、墓地に恐竜族モンスターが2体たまりました。
この時、デッキから破壊するモンスターによっては「究極伝導恐獣」を手札に加えることもできます。
やり方としては、「ロストワールド」で破壊するモンスターを「ベビケラサウルス」または「プチラノドン」にします。
破壊された時の効果によって、デッキからレベル4である「魂喰いオヴィラプター」を特殊召喚します。
「魂喰いオヴィラプター」は召喚・特殊召喚に成功した場合にデッキから恐竜族モンスターを手札に加えられるため、デッキから「究極伝導恐獣」を手札に加えます。
これで、次のターンには「究極伝導恐獣」を特殊召喚できます。
新規カードの強さ
このデッキでは、攻撃面・防御面ともに新規カードにかなり頼っています。
切り札である「究極伝導恐獣」はもちろん、デッキの動きとしては「ロストワールド」と「生存境界」にかなり頼っています。
そこで、この2枚について解説していきます。
ロストワールド
様々な効果があるフィールド魔法ですが、このデッキで特に重要なのは、④の通常モンスターの破壊の代わりにデッキから恐竜族を破壊できる効果です。
このデッキには破壊された時に効果を発動できる恐竜族である、「ベビケラサウルス」と「プチラノドン」を展開の要としています。
これらの発動条件を簡単に満たすことのできる「ロストワールド」は展開のうえで重要となってきます。
実質、通常モンスターの破壊が、デッキから恐竜族を出す効果に変わると言ってもいいくらいです。
幅広いモンスターがデッキから出せるため、デッキの動きがかなり柔軟になります。
先ほど紹介した通り、「レスキューラビット」とのコンボでは「魂喰いオヴィラプター」の特殊召喚を通して「究極伝導恐獣」の特殊召喚準備を整えることもできます。
「ロストワールド」の効果の発動条件には通常モンスターが破壊されなくてはなりません。
少し受け身な効果ですが、このデッキには自分のモンスターを破壊できる効果が多くあるため、自分から発動しにいく機会は多いです。
この条件を満たすために大いに手助けしてくれるのが「生存境界」です。
生存境界
「生存境界」は2つの効果を持っていますが、どちらも自分のモンスターを破壊できます。
これらの効果で通常モンスターを破壊することで、「ロストワールド」の効果の発動に繋げられます。
1つ目の効果はフィールドの通常モンスターを破壊し、デッキからレベル4以下の恐竜族を特殊召喚する効果。
この効果によって「ロストワールド」の発動条件を満たしながら、デッキから恐竜族を特殊召喚できます。
この効果のいいところは、罠カードなため、相手ターンに効果を発動できるところです。
相手ターンに「ロストワールド」の発動条件を満たせる貴重な効果であり、相手ターンに「ベビケラサウルス」や「プチラノドン」の効果の発動に繋げられるというメリットがあります。
「プチラノドン」はレベル5以上のモンスターも特殊召喚できるカードですが、この効果で出したモンスターはそのターン攻撃できません。
「プチラノドン」の効果を相手ターンに使うことで、相手ターンに大型モンスターを出し、返しのターンで反撃することができます。
2つ目の効果は自分の恐竜族と相手モンスターの破壊。
相手ターンに行える除去というのはかなり強力で、相手の動きを制限できます。
同じターンに効果の発動制限は無いため、①の効果を使うために発動し、続けて②の効果へと繋げられるのもメリットです。
こちらの効果でも「ロストワールド」の発動条件を満たすことができるのも嬉しいところです。
もう一つの攻め手
このデッキの攻め手は「究極伝導恐獣」が担っていますが、実はもう一つ強力な攻め手があります。
それは「ディノインフィニティ」です。
除外されている恐竜族1体につき、攻撃力が1000アップするという破格のパフォーマンスを誇っています。
「究極伝導恐獣」は特殊召喚の条件として2体のモンスターを除外するため、これだけで攻撃力2000はあります。
特殊召喚方法も豊富にあります。
レベル4のため、「ベビケラサウルス」と「プチラノドン」のどちらにも対応しているほか、最も相性の良いのが「幻創のミセラサウルス」です。
普段は恐竜族を相手の効果から守るモンスターですが、このカードの真価は②の効果にあります。
墓地から自身を含む恐竜族を除外することで、デッキから除外した数と同じレベルを持つ恐竜族モンスターを特殊召喚できます。
レベル4の「ディノインフィニティ」を特殊召喚するには、4体の恐竜族を除外します。
これだけで少なくとも「ディノインフィニティ」の攻撃力は4000になるため、とても強力です。
終盤であれば攻撃力8000越えも夢ではありませんし、上手くすれば10000だっていけるかもしれません。
特殊召喚もとても簡単なため、不意に出てきて勝負を決める一撃をかませる可能性は十分にあります。
相手が「究極伝導恐獣」に気を取られているうちに、「ディノインフィニティ」を放つチャンスを狙うのも良いでしょう。
まとめ
ストラクチャーデッキR「恐獣の鼓動」についてまとめました。
全体的にモンスターの攻撃力が高いのが魅力的にです。それでいて裏側守備にする効果もあるため、相手の効果を封じることもできます。
かなりパワータイプのデッキを組めるため、こういったデッキが好みの人におすすめです。
「恐獣の鼓動」に収録されているカードは結構制限改訂の影響を受けています。
「魂喰いオヴィラプター」と「ベビケラサウルス」の制限により持久力は落ちましたし、「化石調査」の準制限により、安定性も落ちています。(2018年2月18日時点)
このため、現時点ではフルパワーを出せている状況ではありませんが、この先制限改訂により、緩和されるという可能性もあります。
その時は再びフルパワーを発揮できるので、考えようによっては新規カードがなくとも伸びしろのあるデッキと言えるかもしれませんね。
なんにしても、力強い恐竜族に魅力を感じた人はぜひ組んでみて下さい。