おはようございます。しんぺいです。
「PHANTOM NIGHTMARE」が発売されてからはや2週間ほど。デッキ構築は進んでいますでしょうか。
僕は全く進んでおりません。いや、デッキは組んだんですけどなんかしっくりこなくて・・・。
特にユベルデッキが難航しております。もちろん強化前よりは格段に使いやすくなっているんですが、まだ上を目指せそうな気配。
というわけでユベルデッキの構築について考えていこうと思います。目指すはガチで戦えるユベルデッキ。
じっくり考えるためにユベルというテーマについて掘り下げつつ、どういう構築にしていくか決めていきましょう
ユベルというテーマについて
取り急ぎユベルというテーマについてざっくり語っていきます。
ユベルのダメージソースと言えばやはり戦闘の際に発生する効果ダメージでしょう。
相手から攻撃された際に、自分はダメージを受けず、戦闘破壊されず、相手に攻撃してきたモンスターの攻撃力分のダメージを与えます。
この効果は基本的に相手からの攻撃を待たねばなりませんでしたが、「ナイトメア・ペイン」の登場により状況は一変。
相手モンスターは勝手にユベルへ攻撃してくるようになりましたし、ユベルから相手モンスターに攻撃してもダメージを与えられるようになりました。
モンスターの攻撃力分というわりと大きめのダメージを簡単に与えられるようになったので、相手のライフを削る力はなかなかのものです。
また、ユベルと言えば進化も欠かせません。
ユベルが破壊されれば第2形態、第2形態が除去されれば第3形態と後続を次々と特殊召喚できるため、場持ちは良い方です。
この点、「スピリット・オブ・ユベル」の登場によりさらに磨きがかかりました。
こちらは効果ダメージこそ与えられないものの、相手の攻撃時に手札から出てこられるので防御手段として使えます。
戦闘破壊されないうえ、効果破壊されれば「ユベル」を特殊召喚できるため、場持ちも良いですね。
最後に融合形態についても見ていきたい。
融合素材が特殊なこちらのユベルは、全てのユベルの強化体と言った雰囲気。
戦闘・効果で破壊されず、戦闘を行ったモンスターの攻撃力分のダメージを与えつつソイツを除外します。
また、相手フィールドを巻き込んだ融合が可能なため、出すだけでも妨害として機能しますね。
融合素材にすることによる除去は、対象を取らない墓地送りなので多くの耐性を貫通します。
この点、今まで妨害手段を持っていなかったユベルにとっては大きな進歩と言えるでしょう。
「PHANTOM NIGHTMARE」での強化により、
- ユベルの展開
- 妨害手段
- 能動的な戦い方
これらを手に入れ、かなり使いやすくなりました。
テーマカードについて
続いて「PHANTOM NIGHTMARE」で登場した新規テーマカードについてざっくり語っていきます。
サクリファイス・D・ロータス
恐らく新ユベルデッキの核となるカード。
自身をリリースするだけでデッキからユベルモンスターを呼べるので、このカード1枚からすぐにユベルを出すことができます。
出す候補は「スピリット・オブ・ユベル」。特殊召喚時にテーマカードをサーチかセットできるため、動きやすくなります。
また、ユベルモンスターがいれば、自身をリリースすることで相手モンスターの効果を書き換えることもできますね。
こっちは妨害として数えられます。すでにユベルの展開ができていれば、残しておいて妨害に使いましょう。
最後に「ユベル」がいる場合に自身を墓地から回収か特殊召喚する効果。
特殊召喚すれば「ユベル」の維持コストとして使えますし、維持コストが他で確保できているなら回収して次のターンの動きにも使えます。
どの効果もユベルとの関わりがかなり深く、ユベルデッキを組む際はまずこのカードからどう展開するか考えていくのが良いんじゃないでしょうか。
スピリット・オブ・ユベル
「スピリット・オブ・ユベル」は4つの効果を持っています。
- 攻撃宣言時に手札から特殊召喚できる効果
- 戦闘破壊されず、戦闘ダメージを受けない効果
- 特殊召喚時にデッキからユベル関連の魔法・罠カードをサーチorセットする効果
- 破壊された時にユベルを特殊召喚する効果
テーマカードを持ってきつつ壁になり、突破されても後続を呼べるため中継役としての性能はなかなかのものです。
自身を場に出す効果は相手の攻撃宣言時と遅めですが、「サクリファイス・D・ロータス」により能動的に特殊召喚することもできるのであまり気にすることはないでしょう。
手札に抱えておくとわりと頼りになりますが、こっちから展開するには他のカードありきなので採用枚数に迷うところでもあります。
基本的に「サクリファイス・D・ロータス」から特殊召喚する前提で、手札に来ても一応相手の攻撃をさばけることから採用枚数は2枚くらいに落ち着きそうな雰囲気。
ナイトメア・ペイン
ユベルを大きくサポートしてくれる永続魔法。
手札・フィールドの闇属性モンスターを破壊することで、ユベル関連カードをサーチすることができます。
基本的にユベルの展開は「サクリファイス・D・ロータス」から動き始めるので、それをサーチできるのは優秀ですね。
また、この時破壊するカードを「ユベル」や「スピリット・オブ・ユベル」にすることで、いきなりユベルの進化を始めることもできます。
そうなればサーチした「サクリファイス・D・ロータス」を召喚するだけで妨害も機能させられますね。
まあそこまでうまくはいかなくとも、実質「サクリファイス・D・ロータス」を6枚積みできるという扱いでも充分だと思います。(闇属性モンスターを多めに入れておく必要はありますが)
また、場に残っていれば毎ターン使えるほか、ユベルを通じて効果ダメージを与えることが簡単になるため、入れておく意味は大きいでしょう。
エターナル・フェイバリット
ユベルサポートの永続罠。
「スピリット・オブ・ユベル」の効果で伏せておくことで融合による除去をちらつかせることができます。
融合ユベルはフィールドの効果モンスターを好きな数素材にできるため、実質全体除去みたいなもんですね。
「サクリファイス・D・ロータス」1枚から「スピリット・オブ・ユベル」を呼んで「エターナル・フェイバリット」のセットまでできるんで、「サクリファイス・D・ロータス」の価値を高めてくれてるカードだと思います。
ユベル-Das Ewig Liebe Wächter
融合体ユベル。フレイムウィングマンっぽくなってるのがエモい。
まず素材が強いですね。
ユベルがいればあとは効果モンスターで良いので、「エターナル・フェイバリット」で相手の効果モンスターを根こそぎ融合素材にできます。
また、戦闘・効果破壊されないため場持ちは比較的良いし、戦闘を介すものの対象を取らない除外もできるため、除去性能も良い感じです。
出すだけで仕事はだいたい終わっていますが、その後も活躍しやすいですね。
マチュア・クロニクル
ユベル関連が特殊召喚されるたびにカウンターを貯める永続魔法。
効果がなかなか回りくどいので、たぶん入らない寄り。
一応「サクリファイス・D・ロータス」召喚から効果を使うだけで2つ貯まるので、カウンターの貯まるスピードは速いですね。
あと「スピリット・オブ・ユベル」の破壊された時に「ユベル」を出す効果にターン1回制限がないので、破械と合わせるととんでもないことができそうな予感。
「超融合」の確定サーチは貴重な気がします。やるならカウンター5個貯める前提で進めると、妨害を一手増やせて良いかも。
ガイストーチ・ゴーレム
リメイクされて帰ってきた「トーチ・ゴーレム」。相変わらず相手の場に行きます。
手札に抱えたユベルを特殊召喚できるのは魅力ですが、そもそもコイツ自体が事故要員なのでこちらも入らない寄りのカード。
相手の場に簡単に出せるため、ユベルを通じて効果ダメージを稼ぐ際にはとても魅力的です。
攻撃力3000なので、3回通れば勝ち。「ナイトメア・ペイン」がある状態で3回自爆特攻すれば終わりです。
「スピリット・オブ・ユベル」とユベル進化形態のおかげで複数のユベルを展開できるからわりと可能性を感じます。
ただし、残すと各種素材にされる危険があまりにも大きいため、素直に採用するのが難しいのが正直なところです。
今はリンク召喚があるからまず素材にされると思うと・・・。
「トーチ・ゴーレム」はリンク召喚により消されてしまいましたが、「ガイストーチ・ゴーレム」はリンク召喚により勝手に消えてるの、謎の趣深さを感じさせます。
やるならトドメのためにって感じか。相手の盤面を処理せずともダメージを稼げるのは貴重かも。
純構築と混ぜ物の可能性
ユベルのデッキを組むにあたって、純構築と混ぜ物構築の話をしておきたい。
純構築って言うと、なるべく他のテーマカードに頼らず組んでいく形。
混ぜ物構築は別のテーマのカードを入れて組んでいくやつですね。
僕は基本的に純構築推しなんですが、今回は混ぜ物構築を推したい。
なぜなら、ユベルのテーマカードだけではできることがかなり少ないからですね。
「サクリファイス・D・ロータス」が通ればなんとかなりますが、通らなかったら終わりの雰囲気を感じます。あまりにも分かりやすすぎる。
なので他のテーマを借りていきたい。
まあ純構築か混ぜ物かってかなり宗教的な話なので、どっちが良いってわけでもないんですが。純構築はエモいし。
ただ僕は好きなデッキで勝ちを拾っていきたいタイプなので、手札誘発も普通に入れるし必要とあらば混ぜ物も使うって考えです。
あと最近、僕は遊戯王マスターデュエルをやってまして。
遊戯王うまそうな人が紹介してた十二獣鉄獣戦線を使って、あまりにも使いやすくて感動したので、混ぜ物についても勉強していきたい気持ちになっています。
うまくかみ合った混ぜ物デッキには、それはそれで美しさを感じる。
というわけでユベルにバッチリ合ったテーマを探していきたい。
混ぜ物の考え方
どのテーマを混ぜるかを考える前に、ユベルテーマの特徴を洗い出しておきましょう。
長所を伸ばし、短所を補える。そんなテーマが見つかれば最高です。
ユベルデッキの長所と言えば、
- 効果ダメージ量が大きい
- 戦闘に強い
- 効果破壊に強い
- 融合による除去ができる
- EXデッキをあまり使わない
こんなところでしょうか。
短所と言うと、
- 効果ダメージ量が相手依存(ガイストーチ・ゴーレム使えば別)
- 戦闘で相手モンスターを処理しづらい
- 単体だと手札で腐りがちなモンスターを多く採用する必要がある
- Dロータス止まると何もできない
- 魔法・罠カードへの除去がない
こんな感じかな。
長所も短所ももうちょっと出てきそうな気はしますが、ひとまずこの辺で。
この辺を踏まえると、ユベルに求めるテーマとは、
- 召喚権を使わない
- 空いてるEXデッキを利用できる
- 魔法・罠カードへの対抗策を持ってる
こんなところか。これにピッタリ当てはまれってわけでもないけど、まあこんな感じだとありがたいよね。
思ってたより長くなってきたのでとりあえず今回はこの辺にして、次回はユベルデッキに混ぜられそうなテーマについて検討していきましょう。
次回はこちら。