今回は遊戯王の始め方について解説していきます。
中でも、デッキビルドパックから入る始め方について説明していきます。
デッキビルドパックは初心者や復帰勢にも優しい作りとなっているのでおすすめです。
1つのパックでいくつもデッキを組めるので、特に友達と始める場合におすすめですよ。
デッキビルドパックとは
デッキビルドパックはその名の通り、デッキを作ることに特化したパックです。
デッキビルドパックには3種類のテーマが中心となって収録されており、そのパックを買うだけで3種類のテーマデッキを組めるというものです。
通常のパックと比べてパックあたりの収録数が少なく、目当てのカードを当てやすくなっています。
- 通常のパック・・・収録数80種類
- デッキビルドパック・・・収録数45種類
また、1ボックスあたりの値段も通常パックに比べて半額となっており、パック買いがとてもしやすくなっています。
- 通常のパック・・・1ボックス4500円(150円/パック、1ボックス30パック)
- デッキビルドパック・・・1ボックス2250円(150円/パック、1ボックス15パック)
デッキビルドパックは収録数が少なく、1ボックスあたりの値段が安い。
パック買いをするのに向いている商品と言えます。
そしてデッキビルドパックに収録されるテーマはどれも特徴的です。
「魔弾」カードを自在に操る「魔弾の射手」、モンスターゾーンに影響を与える「天気」、相手モンスターのコントロールを奪い自らの眷属とすることが得意な「ヴァンパイア」など。
デッキの雰囲気とカードゲームとしての戦い方がマッチしており、魅力的なテーマが多いです。
新規テーマはもちろん過去のテーマが強化されることもあるので、初心者から復帰勢まで幅広く楽しめます。
過去のデッキビルドパックでは「六武衆」や「ネフティス」など、昔のモンスターがテーマとして再度まとめられ、新しくデッキを組めるようになっています。
デッキビルドパックをおすすめする3つの理由
簡単にデッキを作ることができる
デッキビルドパックに収録されるテーマは基本的にそのパックを買うだけでデッキを作ることができます。
なぜなら、デッキビルドパックはその大部分がテーマカードの収録に枠を割いているからです。
通常のパックにもテーマカードは収録されていますが、収録数が少なくそのパックだけでデッキを作るということがとても難しいです。
テーマカードを収録と言っても5種類程度のカードしかないことも多く、デッキを組むのに全然足りません。
他のカードと合わせることを前提にしているので、パックはあくまでパーツ取りでしかありません。
しかしデッキビルドパックは違います。
1つのテーマにつき10種類を超えるカードが収録されており、テーマデッキを作るのに十分な数があります。
デッキビルドパックを買うだけでデッキができる用意がされているのです。
デッキを作るのに必要なカードが1つのパックに入っていれば、デッキを作るのがかなり楽になります。
初心者や復帰勢といったカードに関する情報が少ない人たちがデッキを作るのに面倒だと感じることは、デッキを作るのに必要なカードが何なのかが分からないことです。
歴史のあるカードゲームほど過去に収録されたカードは多く、始めたばかりではとても把握しきれません。
そんな中何も分からない状態でデッキを組もうとすれば、知らなければならないことがあまりにも多く、負担になってしまいます。
なので初心者や復帰勢といったカードに関する情報が少ない人にこそ、デッキビルドパックをおすすめしています。
デッキビルドパックに収録されているカードだけでデッキを作ることができるので、まずはそれで遊んでみてください。
後から強化することはいくらでもできますが、まずはデッキができなければ遊ぶこともできません。
まずは始めてみる、という人にデッキビルドパックは向いています。
友達と一緒に始めるのに向いている
1つのデッキビルドパックに収録されるテーマは3種類です。
つまりデッキビルドパックを買っていけば、3種類のデッキが組めることになります。
これは友達を巻き込んで始めやすいことを意味します。
それぞれ組むテーマを決めて友達とパックを買い、それぞれのテーマのカードを分け合えばかなりデッキを作りやすくなります。
例えば3人で1ボックスずつ買い、3テーマをそれぞれ分け合えば、1ボックスの出費で3ボックス分のカードを集めることができます。
ここまで集めやすければ、シングル買いよりも効率の良いことすらありますね。
新しくカードゲームを始めるとき、全く一人の状態から始めることは珍しいです。
大半は友達なり兄弟なり、誰かと一緒に始めることになります。
そして誰かと一緒に始める場合はスタートラインを合わせたいものです。
デッキビルドパックはこれ1つで3つのテーマデッキを作ることができるので、複数人で始めるにはうってつけの商品になっています。
魅力的なテーマ達
デッキビルドパックに収録されるテーマは魅力的なテーマが多いです。
僕が魅力的と感じる部分はモンスターの設定とカードゲームとしての動きがリンクしているところです。
いくつか例を挙げて説明します。
例えば「ヴァンパイア」。吸血鬼に血を吸われると吸血鬼になるというのはよく聞く伝説ですが、「ヴァンパイア」のモンスターは「戦闘破壊した相手のコントロールを得る効果」を持っています。
仲間を増やすという部分をコントロール奪取で再現していますね。
さらには奪ったモンスターを新たに「ヴァンパイア」に変えることもできます。
「交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン」はエクシーズモンスターですが、奪ったモンスターならレベルに関係なくエクシーズ召喚の素材にできます。
相手のモンスターをこちらの仲間に加え、新たに「ヴァンパイア」を増やしていくというのは実に「ヴァンパイア」らしい動きですね。
「天気」もおもしろい動きをします。
天気のよる地形への影響を「特定のモンスターゾーンにいるモンスターに効果を与える」という形で再現しています。
遊戯王もルールが変わってリンクモンスターが登場してからカードの位置が重要になりました。
「天気」はカードの位置をうまく利用したおもしろいテーマです。
このように、設定とカードゲームの動きがリンクしているテーマが多く、使っていておもしろいデッキが多いのもデッキビルドパックの良さです。
各デッキビルドパックの紹介
スピリット・ウォリアーズ
「六武衆」「天気」「魔弾」の3つが収録されたパックです。
モンスターを場に並べ、より強力なモンスターにつなげていくのが得意な「六武衆」。
「天気模様」のよって自分のフィールドに有利な効果を付け加えていく「天気」。
「魔弾」カードを自在に操る「魔弾の射手」を使って戦っていく「魔弾」。
それぞれ個性的なデッキで、特にカードの位置を重視するのが多いところが特徴です。
デッキ紹介記事はこちら
・【遊戯王】初心者や復帰勢におすすめ!デッキビルドパックだけで作る魔弾デッキ
ダーク・セイヴァーズ
「ヴァンパイア」「空牙団」「閃刀姫」の3つが収録されたパックです。
相手モンスターを奪って自らの眷属とする「ヴァンパイア」。
団長を中心にモンスター同士の連携が深い「空牙団」。
単独でフォームチェンジしつつ戦っていく「閃刀姫」。
どれもイメージとカードの効果が上手くマッチしているテーマです。
ヒドゥン・サモナーズ
「ネフティス」「魔妖」「プランキッズ」の3つが収録されたパックです。
破壊と再生を繰り返す「ネフティス」。
人型モンスターが妖へと変化し、次々と現れる「魔妖」。
慌ただしく「プランキッズ・ハウス」で大暴れする「プランキッズ」。
どれも個性的なテーマです。リンクモンスター+別の召喚法を扱っているのも珍しいですね。
インフィニティ・チェイサーズ
「無限起動」「ウィッチクラフト」「呪眼」の3つが収録されたパック。
大型のリンクモンスターやエクシーズモンスターを扱う「無限起動」。
手札の魔法カードを使って様々な効果を発揮する「ウィッチクラフト」。
装備魔法を扱う「呪眼」。
それぞれ違った魅力を持つテーマ達です。
呪眼は特にカッコいいのでデッキ組んでみることにしました。
ミスティック・ファイターズ
「斬機」「ドラゴンメイド」「王(ジェネレイド)」の3つが収録されたパック。
状況に応じてシンクロとエクシーズを使い分けて戦う「斬機」。
人型から竜へと変身して制圧する「ドラゴンメイド」。
様々な種族からレベル9の大型モンスターが集う「王(ジェネレイド)」。
個人的にはかなり「王(ジェネレイド)」がツボでした。デッキビルドパックのテーマは面白そうなやつらが多くて良いですね。
シークレット・スレイヤーズ
「六花」「エルドリッチ」「魔救」の3つが収録されたパック。
植物が芽吹くように鮮やかに展開していく「六花」。
黄金郷とその支配者が創る世界をイメージした「エルドリッチ」。
奇石に秘められた力を取り出して戦う「魔救」。
今回のビルドパックのテーマはかなり物語性が強いですね。上手く効果ともマッチしているのが素敵です。
まとめ
初心者や復帰勢にデッキビルドパックをおすすめする3つの理由を紹介しました。
普通は始めたばかりでパックからデッキを作るのは難しいですが、デッキビルドパックは初心者でもパック買いからデッキを作ることができます。
デッキビルドパックは「ストラクチャーデッキでは最初から完成され過ぎててちょっと抵抗ある」という人にもおすすめです。
作りやすくはあるものの、デッキを作る過程はきちんと楽しめます。
本文中でも紹介した通り3つのテーマからなるパックなので、友達も誘ってぜひ始めてみてください。