5色コントロールデッキは決まった型が無いので採用するカードの選択肢がかなり広いです。
それはフィニッシャーにも言えることで、フィニッシャー1つ取っても候補はたくさんあります。
「選択肢が多過ぎてどれを選んだらいいか分からない」と思われるかもしれませんが、ここでは5色コントロールデッキで使えそうなフィニッシャーを紹介していきます。
正解はありませんが、デッキ作りの際の参考になれば幸いです。
フィニッシャーについて
フィニッシャーは何でも良い?
5色コントロールデッキは全ての文明のカードを使えるのでフィニッシャーの選択肢はとても多いです。
ただフィニッシャーと言えばデッキの締めを飾るカード。ここは自分の使いたいものを入れればいいのです。
大型クリーチャーには高性能なものが多く、単体で強いカードであれば正直何でもいいような気はします。
コンボデッキじゃないと活躍できないような複雑な効果を持つカードはさすがに厳しいですが、単体で使える効果を持つカードを自分なりに選んで入れてみれば良いデッキになるでしょう。
ただそれだと話が終わってしまうので、ここではある程度方向を絞っておすすめフィニッシャーを紹介していきます。
フィニッシャーの選び方
まずはデッキの方向性を決めていきます。
主な勝ち方としては相手のシールドを割って勝ちに行くビートダウンと、特殊勝利効果やライブラリアウトを狙って勝ちに行くエクストラウィンの2つがあります。
ここではビートダウンデッキに絞って紹介していきます。エクストラウィンを狙うタイプはコンボデッキであることが多く、マナをためてパワーカードで制圧していく5色コントロールデッキには合わないからです。
相手のシールドを割って勝ちに行く以上、S・トリガーには気をつけなければなりません。
S・トリガーの性能は年々向上しており、中途半端な攻めをするとしのがれて逆転されるというのは珍しくありません。
5色コントロールデッキだと大型をバンバン出していけるので、目指すは相手の反撃の芽を摘んでからの攻撃です。
そのため、フィニッシャーに必要とされるのは相手の行動を封じる効果となってきます。
S・トリガーを対策するコスト踏み倒しメタは必要となってきますし、呪文や召喚そのものを封じるのも良いですね。
デュエルマスターズでは相手の行動を制限する大型クリーチャーは数多くいるので、その中から好きなものを選んでみましょう。
クリーチャー封じ
界王類絶対目ワルド・ブラッキオ
自然文明の超大型クリーチャーです。
「界王類絶対目ワルド・ブラッキオ」がいる限り相手は「クリーチャーを出したときに発動する効果」を使えません。
S・トリガークリーチャーは大半がバトルゾーンに出たときに発動する効果を持っていますし、ニンジャ・ストライクも同様です。
「界王類絶対目ワルド・ブラッキオ」がいるだけで相手はクリーチャーで防御することが難しくなります。
ステータスも申し分なく、パワー27000のワールド・ブレイカーというのも強力です。
相手のシールドをこれ1枚で全部割ることができるので、一気に反撃できます。
スーパーS・トリガーを踏む可能性は高くなるので、しっかりと呪文封じと併用していきたいところです。
「修羅」の頂VAN・ベートーベン
召喚時に相手クリーチャーを全て手札に戻す効果と相手のコマンドとドラゴンをバトルゾーンに出すことを封じる効果を持っています。
2つの効果がとてもかみ合っており、バトルゾーンにコマンドやドラゴンを出されていても、これを出すだけでひっくり返すことができます。
ゼニス特有のエターナル・Ωも強力です。パワー14000の高ステータスにもかかわらず除去を受けても手札に帰るだけなので再び効果を使うことができます。
バトルゾーンに出せなくするのはコマンドとドラゴンだけなので穴はありますが、後述の「龍世界ドラゴ大王」と組み合わせることで強力なロックを形成できます。
龍世界ドラゴ大王
ドラゴン以外の登場を許さないのが「龍世界ドラゴ大王」です。
前述の「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」と合わせて出すことで、相手のクリーチャーを全て出せなくすることができます。
「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」によってドラゴンの登場を封じ、「龍世界ドラゴ大王」によってドラゴン以外の登場を封じるので相手に何もクリーチャーを出させなくすることができるというわけです。
自ターンであろうが相手ターンであろうが一切クリーチャーが出せなくなるので、とても強力なロックとなります。
ただしこのロックを完成させるには2体の高コストクリーチャーの召喚が必要で、なおかつ呪文は使われてしまうのでロックを完成させる難易度は高めです。
決まればとても強力なので、この2体をフィニッシャーとして軸にするのも良いですね
悪魔神バロム・クエイク
コストを払わずにクリーチャーを場に出すことを封じます。
登場時にデーモン・コマンド以外を全て破壊できるので、相手の厄介なクリーチャーを破壊しながらロックを仕掛けることができます。
ただし自分の場も破壊されるので、採用する際はデーモン・コマンドに寄せた構築が望ましいです。
マナ進化なので場に進化元を場に必要としないのは大きく、デッキにデーモン・コマンドを多めに入れておけば進化元に困ることはありません。
10マナと重いクリーチャーですが、「母なる星域」を使うことで低コストで出すことができるのは非常に強力です。
低コストで出せるのはロックの完成スピードに大きく関わってくるので、「母なる星域」はぜひとも利用したいところです。
デッキ構築はかなり「悪魔神バロム・クエイク」のためにデーモン・コマンドに寄せる必要はありますが、デーモン・コマンド主体の5色コントロールというのも面白そうです。
呪文封じ
古代楽園モアイランド
呪文とD2フィールドを封じることができます。
一切の呪文を封じるので、S・トリガー呪文を気にせず攻めることができます。
また地味にD2フィールドを封じることができる数少ないカードです。
「Dの牢閣メメント守神宮」といった強力な防御効果を持つS・トリガー付きD2フィールドは存在するので対策できるのに越したことはありません。
自然文明のクリーチャーにふさわしく、高いステータスを持っています。
パワー18000もあるうえにバトルで勝てば相手のシールドを3枚マナ送りにでき、相手のS・トリガーを防げます。
相手のシールド数によってはクリーチャー封じを使わずにこちらだけでも間に合うこともありますね。
光神龍スペル・デル・フィン
相手の呪文を封じるクリーチャー。
「古代楽園モアイランド」よりステータスは低いですが、1コスト軽く、相手の手札を見ることができます。ドラゴンであることも大きな違いですね。
また、文明も違うのでデッキによってどちらを採用するかは分かれるところでしょう。
相手の手札を見ることができるので、ニンジャ・ストライクや革命0トリガーの有無を確認してから攻撃することができます。
また、手札から次のターンの相手の行動を予測できるので、攻撃するか否かの判断材料にもなります。
似たような立場のカードに「偽りの王ナンバーナイン」があります。
こちらは「光神龍スペル・デル・フィン」と比べて手札を見ることができませんが、パワー9000で固定されています。
「光神龍スペル・デル・フィン」は最低パワー6000なので火文明の除去に引っ掛かりやすく、周りの環境によっては除去されやすいクリーチャーだったりします。
どちらを採用するかはプレイヤー次第といったところでしょうか。
聖霊王アルファリオン
相手の呪文を封じる進化エンジェル・コマンド。
G・ゼロを持っていますが、5色コントロールだと普通にマナをためて出すのがメインとなるでしょう。
呪文を封じたうえに、クリーチャーの召喚コストを5増やすので、相手の行動を大きく制限できます。
先にこちらから出しておけば相手の行動は確実に鈍るので、クリーチャー封じにつなげやすくなります。
難点は進化エンジェル・コマンドという点。「悪魔神バロム・クエイク」と違って場に進化元が必要です。
ただ効果自体は申し分なく、召喚難易度に見合った強さを発揮してくれるでしょう。
偽りの悪魔神王デス・マリッジ
呪文を封じる進化エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド。
登場時にエンジェル・コマンドとデーモン・コマンド以外のクリーチャーを破壊してくれるので、邪魔なクリーチャーを破壊しながら呪文封じへとつなげられます。
また、互いのマナから呪文を全て回収させるので、自分は後続呪文の用意をしながら相手のマナを減らすこともできます。
相手のデッキによっては壊滅的なダメージを与えられますね。
問題は「聖霊王アルファリオン」と同じく場に進化元を必要とすること。
デッキに採用するクリーチャーにはエンジェル・コマンドとデーモン・コマンドを多めに入れておきたいところです。
まとめ
5色コントロールデッキのフィニッシャーについて紹介しました。
ビートダウンという戦い方をする以上、最終的には制圧系の効果を持つクリーチャーにつながっていくのかなと思います。
特に「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」と「龍世界ドラゴ大王」のクリーチャー封じに、「光神龍スペル・デル・フィン」の呪文封じを合わせた型が人気です。
ただ5色コントロールデッキの良さは自由度でしょう。最終的には自分の使いたいカードを活かせる方向に持っていければいいのではと思っています。
フィニッシャーの選び方も書きましたが、これが正解というわけではないので、ぜひ自分だけの5色コントロールデッキを作り上げてみてください。
関連リンク:5色コントロールデッキを研究する
⑤フィニッシャーはどうする?