5色コントロールデッキ作ってますか?
様々な文明のパワーカードを採用するだけあって、5色コントロールデッキをまじめに組もうとするとかなりお金がかかります。
そこで今回はよく5色コントロールデッキに採用されている高額カード無しでもデッキを作れるように代用できるカードを紹介していこうと思います。
5色コントロールデッキの高いカードたち
5色コントロールデッキを組むとき、だいたいどのデッキレシピにも入っていて高いカードと言えば2つあります。
「ニコル・ボーラス」と「偽りの王ヴィルヘルム」です。
この2枚はネットでデッキレシピを検索しているとだいたい入っているうえに、どちらも1枚数千円する高額カードです。
実際の強さはどうかというと、5色コントロールデッキにおいて必須と言われるのも頷けるくらいの強さです。
どちらも3色の文明を持っていて、デッキ内の文明のバランスを整えるのに一役買ってくれます。
特に「ニコル・ボーラス」はデッキ構築の際に不足しがちな自然以外の文明を3つも補ってくれるので、入れるだけで文明の数を確保するのが大幅に楽になります。
効果の面で言えば、「ニコル・ボーラス」は中盤に欲しい手札破壊、しかも7枚という驚異の枚数なのでほぼ確実に相手の手札を全て叩き落せます。
決まれば相手の動きは大幅に鈍くなり、こちらがフィニッシュを決める手段を整えるまでの時間稼ぎをしてくれます。
場に残れば攻撃時に1体破壊できるので、露払いまでこなしてくれます。
「偽りの王ヴィルヘルム」は相手クリーチャーの除去とマナ破壊を行いながら2マナブーストという詰め込みっぷり。
9マナから11マナになるので、「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」などのフィニッシャーにきれいにつなげてくれます。
「ニコル・ボーラス」も「偽りの王ヴィルヘルム」も、3文明持ちに恥じない強力な効果を詰め込まれたカードですね。
間違いなく入れた方が強いカード達ですが、値段の都合上諦めざるを得ない場合もあります。
そんな時はできるだけスペックの似たやつを入れて代用しましょう。
「ニコル・ボーラス」も「偽りの王ヴィルヘルム」もあった方が良いのは確かですが、無ければデッキとして成り立たないほど弱くなるわけではありません。
デュエルマスターズには色々なカードがありますし、5色コントロールデッキはカードの選択肢が無数にあります。
代用することでも充分にデッキを完成させることができます。
代用カードを選ぶときの考え方
代用カードを選ぶときの考え方ですが、何の代わりをさせるのかを考える必要があります。
代用カードは本来のカードの一部分しか代用できません。
「ニコル・ボーラス」と同じ文明を持つカードを選んでも同じ効果を持っているわけではないし、手札破壊カードの多くは「ニコル・ボーラス」のような文明を持っていません。
「ニコル・ボーラス」が無いとデッキの文明バランスが合わないけど「ニコル・ボーラス」持ってないという場合なら、火と水と闇文明の3文明を持つカードをとにかく探してみましょう。
手札破壊カードとして「ニコル・ボーラス」が欲しかったという場合なら、闇文明の手札破壊カードを探してみましょう。
全ての役割を持った代用カードを用意することはできませんので、元々デッキに入れる時にどんな役割を望んでいたかを考えると探すべきカードの方向性が見えてきます。
ここでは文明と効果に分けて代用カードを紹介していきます。
文明の代用カードは同じ文明を持つカードを紹介しますし、効果の代用カードはなるべく近い効果を持つものを文明に関係なく紹介していきます。
ニコル・ボーラスの代用カード
文明で考える
「ニコル・ボーラス」は火と水と闇の3文明を持ちます。
これらの文明を持っていて、除去カードとしても使いやすいカードと言えば「執拗なる鎧亜の牢獄」でしょう。
相手クリーチャーを手札に戻しながら、手札を破壊し、戻したクリーチャーと同名カードを捨てさせられれば相手のシールドを墓地に置けます。
文明の代わりとしての採用ですが、効果自体も悪くないですね。
「ニコル・ボーラス」とは違って呪文なので、「龍素記号Srスペルサイクリカ」や「Dの博才サイバーダイス・ベガス」で唱えられるといった「ニコル・ボーラス」には無いメリットも持ちます。
多色クリーチャーを多く採用するなら「極仙龍バイオレンス・サンダー」もおもしろいです。
相手プレイヤーにアタックしてブロックされなかった時に、3枚ドローと3枚の手札破壊、パワー6000以下のクリーチャーを1体破壊となかなか豪快な効果を持っています。
マナコストが重く、切札向きのスペックのため「ニコル・ボーラス」とは全く役割は違いますが、デッキの方向性が合うなら採用するのもありでしょう。
効果で考える
「ニコル・ボーラス」の持つ効果は大きく分けて2つ。手札破壊と相手クリーチャーの破壊です。
高コストの手札破壊のカードを探しているならまずは「ロスト・ソウル」です。
7枚と言わずすべての手札を叩き落すことができます。
呪文なので「龍素記号Srスペルサイクリカ」で使いまわすことも可能です。
手札破壊の枚数こそ劣るものの、クリーチャーと手札を破壊できるカードには「牙修羅バット/真血染める闇牙」があります。
2枚のクリーチャーと2枚の手札を破壊できるため、使えれば恩恵は大きいです。
ツインパクトカードということもあり、クリーチャー面も優秀な効果を持っているので、「ニコル・ボーラス」にはない柔軟性があります。
手札破壊に焦点を当てるとどうしても闇文明単色のカードばかりになってきますが、クリーチャー破壊という面では多色カードもそこそこあります。
「ボルメテウス・ブラック・ドラゴン」は登場時に相手クリーチャーを破壊できます。
火と闇を補ってくれるのも嬉しいところです。
「ニコル・ボーラス」とは違って登場時に破壊できるので即効性があります。
さらに残しておけばシールドを燃やしていけるので、かなり有利になりますね。
こちらもなかなか高額なカードでしたが、再録されたことによってかなり値段が落ち着いています。
2000円くらいのカードが3桁で買えるようになったので、かなり集めやすくなりました。
「偽りの王ハチャトゥリアン」も登場時に相手クリーチャーを破壊できます。
さらに破壊したクリーチャーと同じコストを持つクリーチャーを場に出せるのでうまくいけば場をひっくり返すことができます。
難点は破壊するクリーチャー次第で出せるものが変わるというところですね。何も出せないことも充分に考えられます。
偽りの王ヴィルヘルムの代用カード
文明で考える
「偽りの王ヴィルヘルム」は火と自然と闇文明を持ちます。
「「覇道」頂シュラ・ベートーベン」もこの文明を持っています。
ドラゴン主体のデッキで活躍する強力な効果を持っています。
ドラゴンを出すたびにマナブーストができるほか、マナゾーンからドラゴンを召喚、ドラゴンにスピードアタッカーとスレイヤーを与えるなどドラゴンを強力にサポートしてくれます。
難点はこのカード自体も決して安くはないことでしょうか。1枚1000円くらいです。
「偽りの王ヴィルヘルム」と比べるとまだ安く、1枚あれば充分なのでトータルで見ればかなり安くは済みますが。
もっと安く済ませるなら「偽りの王モーツァルト」がおすすめです。1枚数百円ほどです。
効果がちょっと使いにくいのが惜しいですね。
11マナと言えば「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」のようなフィニッシャーを出したいので、こいつを出す余裕があるかどうかは分かりません。
ドラゴン以外を全て破壊できるので場をひっくり返す可能性を持っていますが、高コスト帯にはドラゴンが多いので、刺さらない可能性もあります。
5色コントロールデッキにおいては色調整以上の役割を持つのは厳しそうです。
効果で考える
「偽りの王ヴィルヘルム」が持つ効果は大きく分けて2つ。除去とマナブーストです。
除去だけを目的とするなら先ほど「ニコル・ボーラス」の項目で紹介した「ボルメテウス・ブラック・ドラゴン」や「偽りの王ハチャトゥリアン」を使えばいいので、ここではマナブーストに重点を置いて代わりを探してみましょう。
フィニッシャーがいる高コスト帯につなげるなら「ドルツヴァイ・アステリオ」はおすすめです。
マッハファイターで相手クリーチャーを除去しながら、バトルに勝てばマナが2倍になります。
6マナ時点で出せば12マナまで増えるので、次のターンにはフィニッシャーを出していけますね。
難点はこいつ自体そこそこ値段がすること。1枚1000円弱です。
中盤の動きをこいつで安定させようとすると複数枚欲しいので、そのお金で1枚でも「偽りの王ヴィルヘルム」を買った方がいいのかは迷いどころですね。
デッキをドラゴンに寄せ、墓地を利用するようにすれば「偽りの王カンタービレ」が使えます。
登場時に墓地のドラゴンを全てマナゾーンに置きます。
2枚も置ければ「偽りの王ヴィルヘルム」を使った場合と同じく11マナまで増えるのでそこまで墓地肥やしには寄せる必要はないかもしれません。
生き残れば次のターンからはドラゴンをマナゾーンから召喚できるようになるので、「光神龍スペル・デル・フィン」や「「修羅」の頂VAN・ベートーベン」などのフィニッシャードラゴンを召喚できるようになるので、つなぎとしての役目は大きいです。
まとめ
「ニコル・ボーラス」と「偽りの王ヴィルヘルム」の代わりを探してみました。
代用というだけあって、元のカードと同じ役割を求めようとすれば見劣りしますが、逆に代用カードにしかできない動きもあります。
5色コントロールデッキ高くて諦めていた人も、高いカードは使わないという割り切った方針でいけば充分にデッキは作れます。
そうして苦労して組んだデッキの方が愛着もわきやすいので、デッキを組むのを諦めていた人も挑戦してみてはいかがでしょうか。
関連リンク:5色コントロールデッキを研究する
番外編:高いカードの代用はできる?