おはようございます。しんぺいです。
今回はロマノフサインについて。
最近ロマノフワンショットが注目されているおかげで「邪眼教皇ロマノフⅡ世」が活躍していますね。
僕が普段研究しているロマノフサインとは違うようですが・・・。
ただ、ロマノフが活躍してるともなれば僕も黙ってはいられません。
ロマノフワンショットを研究して、使えるところはロマノフサインに取り込んでいきましょう。
「ロマノフワンショットそのまま使えばよくね?」って思われるかもしれませんが、僕は特殊勝利デッキ嫌いなんでね・・・。
やっぱカードゲームはビートしてこそだと思うんで、ロマノフワンショットをロマノフサイン風に改造していく方向で探ってみます。
ロマノフワンショットとは?
まずはロマノフワンショットについて説明しておきます。
ロマノフワンショットとは、「邪眼教皇ロマノフⅡ世」と「水上第九院シャコガイル」を使用したワンショットキルデッキです。
「邪眼教皇ロマノフⅡ世」を1ターンに何回も出してデッキを減らしていき、「水上第九院シャコガイル」を出してデッキを切らせて特殊勝利って感じです。
この2枚だけだとどうやってシャコガイル出すの?ってなるのですが、そこで使うのが「龍装医ルギヌス/地獄のゴッド・ハンド」と「蝕王の晩餐」。
「蝕王の晩餐」は自分のクリーチャーを破壊し、1つ上のコストのクリーチャーを墓地から出します。
「邪眼教皇ロマノフⅡ世」はコスト7なので、コスト8の「龍装医ルギヌス」を出せますね。
そして、「龍装医ルギヌス」は登場時に墓地のコスト7以下のクリーチャーを出せるので、先ほど破壊した「邪眼教皇ロマノフⅡ世」を復活。そしてまた「邪眼教皇ロマノフⅡ世」の効果を使っていきます。
ループではありませんが、豊富な復活カードでループに近い動きをしてロマノフⅡ世を何回も出すことができます。
「邪眼教皇ロマノフⅡ世」は登場時にデッキを5枚減らすので、2~3回出せればデッキはほとんど残りません。
デッキが少なくなってきたらコスト8の「龍装医ルギヌス」に「蝕王の晩餐」を使ってコスト9の「水上第九院シャコガイル」を出し、デッキを切らせてフィニッシュという感じです。
元々こういったデッキは「邪眼教皇ロマノフⅡ世」と「聖霊左神ジャスティス」を使ったデッキという形で存在していました。
ただ、「サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問」が登場したことでさらに決めやすくなった感じです。
「サイバー・K・ウォズレック」の効果で「蝕王の晩餐」が唱えられるのが大きいですね。
さらに、同時に「サイバー・チューン」などの手札交換カードも唱えられるので、「水上第九院シャコガイル」の登場→デッキ切れまでがスムーズです。
「サイバー・K・ウォズレック」はコスト6なので、自身に「蝕王の晩餐」を使用することで「邪眼教皇ロマノフⅡ世」を出せるのもポイント。非常に連鎖が止まりにくくなっています。
ちなみにロマノフワンショットについては、フェアリープロジェクト様の動画で非常に分かりやすく動き方を見ることができますので、「ロマノフワンショットって結局よく分からん」って人は動画を見てみると良いでしょう。
優れた連鎖によって「水上第九院シャコガイル」の登場からデッキ切れまでつなげることで勝利するロマノフワンショットですが、
この連鎖を展開&攻撃に回すことでビートダウンデッキとして作り変えられるのではないか?
と思ったのでロマノフワンショットのフィニッシュ手段をビートダウンに替えてみましょう。
何度も言いますが特殊勝利系って趣味に合わないんで・・・。
ロマノフワンショットを分解する
ロマノフワンショットで一番重要な動きって、いかに復活効果持ちで復活効果持ちを出し続けられるかにあると思うんです。
復活効果で出したクリーチャーが復活効果を持っていれば、クリーチャーは場に増え続けますからね。
クリーチャーを場に出しまくって、そのうちの何体か(っていうか何回か)をロマノフⅡ世にすることでデッキを減らしていきます。
ロマノフワンショットでは、
- 邪眼教皇ロマノフⅡ世
- 龍装医ルギヌス
- サイバー・K・ウォズレック
の3体が主な復活効果持ちと言えます。
ロマノフⅡ世とウォズレックは厳密に言うと復活効果ではありませんが、復活呪文を唱えることでクリーチャーを出せますね。
「蝕王の晩餐」はクリーチャーを増やすカードではありませんが、「龍装医ルギヌス」や「邪眼教皇ロマノフⅡ世」から唱える「インフェルノ・サイン」などの復活呪文はクリーチャーの頭数を増やします。
ロマノフワンショットはループ途切れても並べたクリーチャーで勝ち切るプランも取れますし、特殊勝利だけでなくとも普通に並べて勝てるデッキでもありますね。
ビートダウンに寄せてみる
クリーチャーをいくら並べたところで召喚酔いがあるので出したターンに攻撃はできません。
なので通常、フィニッシュ手段は「水上第九院シャコガイル」になります。
ただ、僕がやりたいのはビートダウンによるフィニッシュなので、シャコガイルの枠をビートダウン向きのカードにしてしまいましょう。
並べたクリーチャーで攻撃したいので、「轟改速Xワイルド・マックス」のようなスピードアタッカーを与えるカードを採用してみます。
「轟改速Xワイルド・マックス」がいる限り、味方のクリーチャーは全てスピードアタッカーになります。
これで並べたクリーチャーで総攻撃できますね。
闇文明なので、ロマノフワンショットで採用される復活呪文に対応していますし、コスト7なので「サイバー・K・ウォズレック」に「蝕王の晩餐」を使うことで出すこともできます。
あとは「キリモミ・スラッシュ」のような「サイバー・K・ウォズレック」で唱えられる呪文もありでしょうか。
「轟改速Xワイルド・マックス」との違いは除去に強いというところですね。
「轟改速Xワイルド・マックス」はワイルド・マックス自身が破壊されると味方のスピードアタッカーも失われてしまいます。
「キリモミ・スラッシュ」なら頭数さえ並べれば誰が除去されようとも全員スピードアタッカーのままなので攻め切れますね。
メタクリーチャーへの対策
基本が墓地からの踏み倒しである以上、踏み倒しメタは避けられません。
「奇石ミクセル/ジャミング・チャフ」「異端流しオニカマス」「ポクチンちん」のように、墓地からの踏み倒しデッキはあまりにも多くのメタクリーチャーに引っ掛かります。
上に挙げたカードはかなり当然のように出てくるので、対策は必然。
ただ、シャコガイルを使ったフィニッシュの場合、「奇石ミクセル」と「異端流しオニカマス」への対策はいらなかったんですよね。
なぜなら、一番最初に「邪眼教皇ロマノフⅡ世」を出して以降、こちらの効果を連鎖させ続けて「水上第九院シャコガイル」の召喚とフィニッシュまで行うからです。
効果の解決中に別の効果が発生した場合、ターンを進めているプレイヤーの効果を優先して解決していきます。
つまり、自分の効果が連鎖し続けている以上、相手の効果が割り込むタイミングがないので踏み倒しメタの効果が発動しないんですよね。
ただし、ビートダウンで組むとなると効果の連鎖が終わっても勝負はついていません。攻撃に移る必要がありますから。
となると当然、踏み倒しによる展開が終わった段階で踏み倒しメタの効果が発動してしまい、出したクリーチャーは除去されてしまうわけです。
これを回避するには、踏み倒しメタクリーチャーを除去したうえで展開を続けていくしかありません。
非常に難しいですが、僕は「サイバー・K・ウォズレック」がそれを解決してくれると思っています。
ウォズレックでゼンメツー→晩餐の順に唱えたらミクセルオニカマス除去した後に踏み倒せるのでは?
そう考えるとロマノフとかウォズレック使いながら並べて殴り倒すデッキ作れるかもしれん
ポクちん出されたら泣いていい pic.twitter.com/60pVA39Be2— しんぺい (@shinpeicardnews) July 7, 2019
「サイバー・K・ウォズレック」は登場時に2枚の呪文を唱えられるので、1枚を除去呪文、もう1枚を「蝕王の晩餐」にすることで、メタクリーチャーを除去しながら展開を続けることができます。
「ゼンメツー・スクラッパー」であれば「奇石ミクセル」と「異端流しオニカマス」のついでに、小型クリーチャー対策になってちょうど良いかもしれません。
ただしパワー3000の「ポクチンちん」には無力。
そもそも「ポクチンちん」は出された時点で詰んでるので対策しなくても良いかもしれません。諦めも肝心。
「サイバー・K・ウォズレック」は復活+αの行動を起こせるのが素晴らしく強いので、対応力は広そうです。
「サイバー・K・ウォズレック」で唱えられる範囲で、メタクリーチャーや苦手なデッキへの対抗策を仕込んでおくと活躍するでしょう。
まとめ
ロマノフワンショットの改造についてまとめました。
ようは
- シャコガイルの枠をスピードアタッカー付与に
- ウォズレックで唱える呪文をメタクリーチャーへの対策に
それぞれ枠を割くことで、展開して一気に攻めるデッキにできそうです。
まだ机上論ですが、実際組んで試してみる価値はありですね。
使ってみた感想とかまた書いていくと思います。
そしてここまで書いておいて気付いたんですが、
これもはやロマノフサインじゃねえな・・・!
「法と契約の秤(モンテスケール・サイン)」が入るからセーフ・・・かもしれません。