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純ヴァレットデッキについて考察する

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遊戯王ヴレインズのアニメを見ました。

アニメを見ていると自分の組んでいるヴァレットデッキをもっとヴァレットメインにしてみたくなりました。

今は聖刻ヴァレットになっていますが、いっそのこと純ヴァレットにしてしまおうと。

なので今回は純ヴァレットデッキを組む時の考え方について説明していこうと思います。

 

 

 

ヴァレットの強みとは

まずはヴァレットの強みから考えていきます。

ヴァレットの強みは大きく分けて2つあります。

それは、破壊への強さと専用サポートによるドロー力です。

 

破壊への強さ

ヴァレットモンスターは共通して2つの効果を持っています。

  1. 自身がリンクモンスターの効果の対象となったときに発動する効果
  2. フィールドで破壊されたエンドフェイズに、デッキから自身以外のヴァレットモンスターを特殊召喚する効果

自身がリンクモンスターの効果の対象となったときに発動する効果は「ヴァレルロード・ドラゴン」との組み合わせで使います。

なので、この効果は「ヴァレルロード・ドラゴン」を出した後に使う効果です。

純ヴァレットで回すときに重要となるのは、2の「フィールドで破壊されたエンドフェイズにヴァレットモンスターを特殊召喚する効果」です。

なぜなら、「ヴァレルロード・ドラゴン」を出す前にヴァレットモンスターが使用する効果はこちらだからです。

 

ヴァレットモンスターは破壊されてもエンドフェイズに別のヴァレットモンスターを呼び出せます。

破壊されても、自分のターンが始まるときには別のモンスターが場に出てきているので、フィールドのモンスター数を維持しやすいです。

このため、まず「ヴァレルロード・ドラゴン」の素材の揃え方として、ターン数をかけて素材を揃えていくやり方があります。

4体の素材をこのやり方で揃えるのは現実的ではありませんが、自分のターンの初めに1体数が欲しいときなどはヴァレットモンスターを場に出して伏せカードで1ターン乗り切るという考え方があります。

この時に役に立つのが「激流葬」です。フィールドのモンスター全てを破壊できるので、相手の展開を止めながら自分のヴァレットモンスターは維持できます。

破壊されても場に補充される粘り強さがヴァレットデッキの強みの1つだといえます。

 

専用サポートによるドロー

次にヴァレットの強みとして、ドロー力の高さが考えられます。

ヴァレットのサポートには「スクイブ・ドロー」があります。

破壊したヴァレットモンスターはエンドフェイズに場に出てくるので、手札を増やすカードとみることができます。

また、ヴァレットモンスターは闇属性のため、「闇の誘惑」に対応しています。

手札を増やすことはできませんが、手札交換カードとして手札事故の可能性を減らしてくれます。

これらのドローカードに対応していることがヴァレットの強みといえます。

ところで、これらのドローカードは何のためにいれるのでしょうか?

ドローカードは必要なカードを引くために入れるものですが、ヴァレットデッキでの必要なカードとは何でしょうか?

そこを意識することで、ヴァレットデッキの動かし方が見えてくる気がします。

 

 

ヴァレットデッキの回し方

ヴァレットデッキですることといえば、「ヴァレルロード・ドラゴン」をリンク召喚し、ヴァレットモンスターの効果を発動させつつ戦うことです。

なので当然、「ヴァレルロード・ドラゴン」の出し方を考えなければなりません。

正直なところ、ヴァレットモンスターだけでは「ヴァレルロード・ドラゴン」を出すのは難しいです。

ヴァレットモンスターを場に4体も並べるのは現実的ではありません。

また、できるだけアニメのデッキに近づけたいというのもあるので、「スケープ・ゴート」や「創造の代行者 ヴィーナス」を使って「リンク・スパイダー」などを経由するのもしたくありません。

そこで、リンク2の「ツイン・トライアングル・ドラゴン」を使っていこうと思います。リンク召喚時に墓地からレベル5以上のモンスターを特殊召喚できるので、リンク2分の素材で、リンク3分の素材が用意できます。

「ツイン・トライアングル・ドラゴン」の素材は「トークン以外のレベル4以下のドラゴン族モンスター2体」です。レベル4以下のドラゴン・・・ヴァレットモンスターは闇属性・・・。

ということで、「輝白竜 ワイバースター」と「暗黒竜 コラプサーペント」を使います。

手札から簡単に特殊召喚でき、墓地へ行けば後続を手札に加えられる便利なカード達です。

この2体と「ツイン・トライアングル・ドラゴン」によって、「ヴァレルロード・ドラゴン」を出すのに必要な手札を大幅に減らすことができます。

「輝白竜 ワイバースター」と「暗黒竜 コラプサーペント」のどちらかと、レベル4以下のドラゴン族モンスターがいれば、「ヴァレルロード・ドラゴン」をリンク召喚できます。

手順は以下の通りです。

  1. 「輝白竜 ワイバースター」(「暗黒竜 コラプサーペント」)を特殊召喚
  2. レベル4以下のドラゴンを通常召喚
  3. この2体を素材に「ツイン・トライアングル・ドラゴン」をリンク召喚
  4. 「ツイン・トライアングル・ドラゴン」の効果で墓地のレベル5以上のモンスターを特殊召喚
  5. 墓地へ送られた「輝白竜 ワイバースター」(「暗黒竜 コラプサーペント」)の効果でもう片方を手札に
  6. 手札に加えた「暗黒竜 コラプサーペント」(「輝白竜 ワイバースター」)を特殊召喚
  7. 「ツイン・トライアングル・ドラゴン」を含む3体のモンスターで「ヴァレルロード・ドラゴン」をリンク召喚
  8. 墓地へ送られた「暗黒竜 コラプサーペント」(「輝白竜 ワイバースター」)の効果でもう片方を手札に

墓地が整っていなければなりませんが、手札消費1枚で「ヴァレルロード・ドラゴン」をリンク召喚できます。

なので、目指すべき状況としては、手札に「輝白竜 ワイバースター」か「暗黒竜 コラプサーペント」とレベル4以下のドラゴン族、墓地にレベル5以上のモンスターと光または闇のモンスターがある状況です。

この状況を目指すようにしていきましょう。ヴァレットにはドローカードを多く採用できるので、以外になんとかなります。

 

ところで、ヴァレットモンスターにはレベル5以上のモンスターはいません。

しかし、「ツイン・トライアングル・ドラゴン」のためには何かいれなければなりません。

今回は「亡龍の戦慄ーデストルドー」を入れようと思います。

かなり緩い条件で墓地から特殊召喚できるため、リンク素材にも使いやすいです。

山札に戻りやすいため、「竜の霊廟」などの墓地肥やしカードは入れておきましょう。「輝白竜 ワイバースター」や「暗黒竜 コラプサーペント」を特殊召喚する素材を確保するのにも使えます。

 

基本的には「スクイブ・ドロー」や「闇の誘惑」で必要なカードを集め、「ヴァレルロード・ドラゴン」のリンク召喚を狙っていきます。

「ツイン・トライアングル・ドラゴン」と「輝白竜 ワイバースター」、「暗黒竜 コラプサーペント」のおかげで意外にに手札消費が少なく済みます。

「ヴァレルロード・ドラゴン」とヴァレットモンスターのコンボが上手くいけば、ある程度相手ターンでの妨害ができますが、伏せカードも用意しておきたいところです。

ドローカードは手札事故軽減だけでなく、妨害用魔法・罠の確保にも使っていきたいところです。

「ヴァレルロード・ドラゴン」と出す前と出した後では、必要なカードがまるっきり変わってくるので、この点でもドローカードの多さに救われます。

 

 

まとめ

カードの種類の少なさから無理かと思っていましたが、純構築でも意外と何とかなります。

サポートカードが優秀なのが大きいですね。ヴァレットモンスター自体がサポートに恵まれている種族・属性というのもありがたいです。

個人的に魔法・罠を使っていくデッキが好きなので、前回の聖刻よりはこちらの方が好みです。

これからアニメが続くにつれてヴァレットも増えていくと思うので楽しみです。とりあえずリンク3のやつは早くカード化してほしい。

今回デッキレシピは載せていません。まだ試行錯誤中です。ある程度固まったら載せることにします。

今回は純ヴァレットを組む時の考え方を中心に説明しました。これを見てヴァレット組もうとか、もう組んでたけどこんな考え方もあるのかとか思っていただければ幸いです。

 

2018年4月16日追記

年数が経ち、ヴァレットデッキのカードも色々と増えました。

現時点でのヴァレットデッキの構築をまとめたので、良かったら参考にしてください。

【遊戯王】ヴァレルロードを使いこなせ! ヴァレットデッキの構築を紹介

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